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補聴器Q&A・よくある質問

タイトル
 

 

会議で発言、レストランでの会話が聞き取りにくい

 
  会議や騒がしい場所での聞き取りは、両耳のバランスが重要です  

 

会議、会合などの場で、どうも話が聞き取りにくい。このような話は50〜60才の方からよくお聞きします。聴力の低下に加え、多人数の中での会話はもともと聞きにくいもの。

誰が何について話しているのか。その手がかりを得るために、音の方向・距離感覚、そして両耳が連係して行う言葉の聞き取りは見過ごすことのできないポイントになります。

 

音の方向や距離を知る

左からの音

右からの音

音がどこから出ているのか、これは左右の耳がキャッチする音の大きさから判断されます。声をかけられた時に瞬時にそちらに振り向く、車が近付いてきたことがすぐに分かる。こうした方向感、距離感は、両耳が音の大小、左右の差から脳に伝える大切な情報です。

 

左右の耳がキャッチする僅かな差

音の大小だけではなく、耳に音が到達するタイミングや音質の違いという僅かな聞こえ方の差も、左右の耳はキャッチし脳へと情報を送ります。

左から発せられた音はまず左の耳に入り、頭により遮られた右耳に僅かに遅れて到達し、この間に伝わる音の成分も変化します。

こうして伝えられる音声情報の差は脳に伝達され、音が声であればその内容や声の質、すでにこれまで聞こえている音の情報との比較、視覚の情報や現在自分が置かれている状況など、様々な情報と組み合わせられ、「音の成分」と「その音が持っている意味」を分析します。

発せられた音は壁など回りにある物にも反射したり吸収されたりします。脳は反射・吸収によりさらに遅れて耳に到達する音の情報や、遅延する音の有無といったことまで、その内容や今いる場所の環境を判断する材料として利用しています。

これらの情報から、現在必要とする音に集中し、様々な場所でコミュニケーションを取ることができます。また危険を察知する上でも大きな役割を果たしますが、これは両耳が協調して行う音声信号処理のお陰なのです。

 

左右のバランスを整えることが重要

脳が持つ高い情報処理により、会議やレストランでの会話のように複数の人の中で必要な情報をキャッチすることができるのですが、その主要な情報となる左右の耳の情報が少なくなると、判断をする手がかりが減り情報処理がうまくいかなくなります。

片方の耳に聴力低下が見られるケースでは、音の左右差による情報が得られないため、静かな場所であれば良いのですが、騒がしい場所、複数人との話しでは言葉の聞き取りが難しくなります。

聴力が低下している耳に補聴器を装用し、左右のバランスを取ることで、こうした環境においても聞き取りがぐっと改善されます。

両耳の聴力が低下している時には、左右のバランスを保ちながら聴力を補う必要があるため、両耳への装用が求められます。

 

両耳装用の場合

「両方の耳へ装用するとわずらわしい」、「価格も倍になってしまう」など、両耳装用に積極的でない方も多いのですが、閉塞感などの違和感はなるべく耳を塞がないよう補聴器を製作することで緩和することができ、近年ではオープンフィッティングと呼ばれる解放型の補聴器も登場しています。

価格も予算を考えながら、必要な機能の選定と使用するタイプの検討を行うことで抑えていくことができますし、メーカーによっては両耳装用の際の割引価格を用意している機種もあります。

会議、レストランといった会話する上で難しい環境において、どうしても片側だけで装用したいという場合では、補聴器に多くの機能が求められるため、補聴器が高額になる反面、期待するほどの効果が得られないことも。

ベーシックなタイプの補聴器であっても、左右にバランス良く装用する方が聞き取りは向上します。実際に片耳・両耳装用で試聴比較し、その効果から装用方法を判断をされると良いでしょう。

 

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