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補聴器Q&A・よくある質問

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高い補聴器と安い補聴器がありますが、何が違うのですか?

  どんな機能やスタイルが自分に必要かを検討して・・・

 

補聴器は様々な難聴に対応するために、たくさんの機種が生産されています。

補聴器の価格は、補聴器の能力と機能で変化します。また補聴器のサイズが小さくなる程、超小型の専用部品が必要となり、高価になってしまいます。

補聴器が持つ機能と価格

ある聴力に対して「どれくらい音を増幅するか」、「どんな調整をする必要があるか」、「突発的な大きな音や継続的な雑音を抑えることができるか」、「ハウリングが出やすいか、それをいかに抑えるか」など、必要とされる条件が決まります。

様々な条件に対し、AとBという2つの機能を持った補聴器やA、B、C、D、Eと5つの機能を持った機種、A〜Jまで10もの機能がある補聴器、AとBはないけれどCとDの機能を持った補聴器といったように、補聴器も用意されています。

各社では難聴の方に多い問題の解決を分類し、なるべく機能を絞って価格は抑えるながら、多くの人が効果的に利用できるような補聴器をベーシックモデルとして発売しています。これにもう少し機能を追加したタイプや、複雑な聴力や会話をする条件の悪い場所に対応するための沢山の機能を持った補聴器が開発されていますが、どうしても価格は高額となってしまいます。

 

自分に必要な機能はなにか?

「それならば10の機能を持った補聴器の方が2つの機能しかない補聴器より、自分にとって良い補聴器ではないか?」というと、決してそうではありません。

補聴器に求められる機能は、使われる方の聴力や使用する環境によって決まります。2つの機能だけを必要とする方が補聴器を選択する際、10の機能を持つ補聴器を選択し、そのうち2つの機能を使うことで、同じ聞こえ方に近付けることはできますが、それであれば2つの機能だけを持つものを選択した方が価格はぐっと安くなります。

また本来ご自身が持っている耳の力までを補聴器にまかせてしまうことも、本来の補聴器装用の目的から外れてしまいます。ご自身の力をなるべく活かし、どうしても助けが必要なところだけを補聴器に補ってもらうことが、効果的な補聴器をなるべく経済的に購入するポイントです。

 

「最も高い補聴器が自分の耳に最高な補聴器」ではありません

「せっかくだったら良いものを」と、高額な補聴器を希望される方もいらっしゃいます。聴力、使用環境から多機能を必要とする場合には、こうした高額な補聴器がそれ以外の補聴器では得ることができない大きな効果を発揮します。しかし必要がない場合には、あえて高額な補聴器を購入する理由はありません。

高額でない補聴器が効果的に使えるということは、ご自身の耳で補わなければならない箇所が少ない、すなわち、しっかりと機能するところが多いということなのです。

聴力やお使いいただく環境に適したものが、最良の補聴器であり、ご希望の価格帯からどれが最も適した補聴器かを選択し、調整することが、補聴器販売店の役目です。

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