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補聴器Q&A・よくある質問

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聴力が低下すると外出するのが不安?

  耳の持つ大きな役割、「危険察知」。

 

耳の役割は言葉を聞き分けコミュニケーションをとる、音楽を楽しむといったことが挙げられますが、それ以上に大事な役割として「危険の察知」があります。

聴力には「意識的に働く聴力」と「無意識に働く聴力」があり、会話や音楽鑑賞には前者の「意識的に働く聴力」により受け止められます。

一方「無意識に働く聴力」は、突発的な音の検知や聞き慣れない雑音の察知、音の移動や距離の認知を行い、その音が危険なものなのか、どの方向からしているかといった分析を無意識のうちに行います。その結果から脳は体の各部に危険を回避するための行動をとるよう瞬時に命令を出します。

聴力の低下した方が外出に積極的でない理由として、人とのコミュニケーションが取りづらいことが挙げられますが、これに加え危険察知能力の低下から、安心できる場所に留まりたいたいという意識も大きく影響しています。

補聴器装用目的は、家庭内やお友達とのコミュニケーションを取りやすくすることですが、危険察知能力の回復による生活上の安心感も見過ごすことのできない重要なポイントです。

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