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補聴器Q&A・よくある質問

タイトル
 

 

 

なにが必要な音で、何が雑音?

 
  さまざまな音に囲まれる日常生活、必要とする音は場面や状況により異なります。  

 

場面で変わる音の主役

私達はたくさんの音に囲まれて暮らしています。会話の他に家庭内の家事の音、赤ちゃんの泣き声、車の騒音、町の喧噪、職場の空調など、環境と呼ばれる様々な音が私達をとりまいているのです。

この環境音、会話を聞くためには時として邪魔な音、つまり雑音となります。補聴器を初めてお使いになる方から「エアコンの音がうるさい」、「食器を洗う音が耳障りだ」という相談を受けることがあります。

補聴器は騒音抑制装置や音質調整などの各種調節装置でこのように会話や補聴器装用の邪魔になる環境音を抑えることができます。とはいえ会話以外の全ての音をカットしてよいか、決してそうではありません。

耳は会話を聞き取るという役割の他に、状況を察知するという大変重要な役目を持っています。たとえば家の中で赤ちゃんが泣いている、これは何かをお母さんに伝えるために泣いているのですが、その赤ちゃんからのサインが聞こえなかったらどうでしょう?

家の外でも同様に、車の近付く音、駅のベルの音などは、注意を促すための重要な情報になります。聴力の低下した人が外出を控えるようになるといった研究結果が発表されていますが、これは単にコミュニケーションがスムーズにいかないからではなく、危険察知能力が低下しているため、安心できる所、つまり自宅に留まるといった行動を無意識のうちに取るためです。

 

補聴器をした時の雑音は不要なもの?

聴力の低下している方は、人の声以外に、その人を取り巻く環境音も聞こえにくくなっています。そうした状態でもコミュニケーションのため、テレビのボリュームを上げたり、会話の相手が大きな声で話すといったことで対応しています。

これは聞く側にとっては雑音は小さく、必要な音だけがきちんと聞こえるという、ある意味心地よい環境になりますが、これも程度によってはコミュニケーションがうまくいかない、音による危険や異常を察知できないといった問題にもつながります。

補聴器の装用により、会話音は聞きやすくなりますが、それ以外の音も増幅されてくるため、この「心地よい聞こえ」に慣れてしまっていると、最初は非常に騒がしく感じてしまいます。

あまりに耳障りとなる音は、装用を阻害する雑音として抑制しなければなりませんが、「会話だけが聞こえる」という補聴器は、生活の様々な環境下で用いるものとしては適切ではありません。

補聴器を装用するステップで、はじめは少し抑えた音からスタートし、突発的な大きい音からは耳を守りながら、補聴器での新しい聞こえに慣れるに従い、日常生活の様々な音を含めた本来の聞こえ方に近付けていく。補聴器を効果的に、かつ装用の負担が少ないように調整していくことが求められます。

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