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補聴器Q&A・よくある質問

タイトル
 

 

 

補聴器では遠くの声が聞こえづらい

 
  回りの方のご協力や、周辺機器の利用で補聴器をもっと効果的に  

 

補聴器を使っている方から「近くの会話はよく聞こえるのだけれど、会議で遠くにいる人の声が聞こえない」といったご相談をよくいただきます。

遠くにいる人の声はだれであっても聞きづらいものです。それではなぜ遠くの声は聞こえづらいのでしょうか?

 

無意識のうちに行っている「聞こえやすくする」ための努力

耳に入ってくる音には「聞きたい音」と「それ以外の音」があります。聞きたい音とは発言者の声、それ以外の音とは発言者以外の声や、周りの騒音となります。

発言者の声は、その人が発する声の大きさと、その人までの距離により変化します。音は空気中を伝わるうちに次第に減衰しますので、一定の声で話していても、距離が離れる程、その大きさは小さくなります。

「それ以外の音」はどうでしょう。「聞きたい音」は発言者との距離が変わると大きさに変化が生じますが、「それ以外の音」は、会議室を出るというように聞き手がいる環境を変えない限り、どこにいてもそれほど変わりません。

「それ以外の音」は環境音などとも表現されますが、この環境音は大きさを聞き手自身でコントロールすることができないため、自分がコントロールすることができる「聞きたい声」を変えるため、相手の顔に耳を近付けるといった動作を無意識に行います。「えっ?」と聞き返したり、「ちょっと大きな声で話して」と話し手に頼むことも、「聞きたい音」を大きくすることで「それ以外の音」との差をつけようとしているのです。

 

補聴器も使い方や工夫、周りの方のご強力でもっと効果的に

補聴器は会話以外の音を小さくするための機械ではありません。もちろんできるだけ会話を妨げないような音質・機能の調整は行いますが、「できるだけ発言者の近くで話を聞く」、「静かな場所で話をするようにする」といった当たり前の事が、スムーズなコミュニケーションのためには重要となります。

ご家族や会社の同僚の方、ご友人にも、はっきりとした声でお話いただく、一対一で話をするといったご協力を得られると、補聴器の装用効果は飛躍的に向上します。

会議など席が決まっていて相手との距離が変えられない、講演会などで話し手に協力を求めることができないといった際には、指向性マイクや雑音抑制機能を持つ補聴器を選択する必要があります。また外部接続の指向性マイクや、FM方式の無線マイクが使える補聴器を利用することも、問題解決の選択肢となります。

このように補聴器の使い方を理解し、周りの方にご協力をいただき、必要に応じ周辺機器を利用することで、補聴器は本来以上の性能を発揮します。単に話し手に近付くだけでも、いつものボリュームから目盛りを落として聞くことができますので、是非お試し下さい。

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