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補聴器Q&A・よくある質問

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両耳に補聴器を装用するメリットは?

左右耳のバランスをとることが大切です。周りが騒がしい場所や会議の席では、言葉の聞き取りがぐっと楽になります。

 


両耳装用って本当にいいの?

両耳装用というと、「片耳でも煩わしいのに両耳なんて」、「費用が倍になってしまうのにそれだけの効果があるの?」ということをよく耳にします。確かに両方の耳で補聴器を利用する場合、使いはじめる際には操作上の手間や両耳が塞がることによる閉塞感を感じられる方が多いようです。価格的にも2台を買わなければならないとなると、購入予算も倍になってしまいます。

このような問題がある両耳装用ですが、非常に大きなメリットも持っています。左右の耳はある音をキャッチする時、なんと話しているか、どんな音でどんな意味を持っているのかといった音質的な情報を得るだけではありません。その音の方向や距離、注意すべき音か自分に必要でない音かを瞬時に判断しています。

 

騒音下での聞き取りを向上させる「カクテルパーティー効果」

両耳で音を聞くことで重要な点として挙げられるのが「カクテルパーティー効果」。パーティーや雑踏など、周りが騒がしい中で、自分が聞きたい音を拾い上げるという作業は、左右の耳の協調によって行われています。

耳がキャッチする様々な音。同じ音であっても距離や方向、音源の移動により、左右の耳では僅かな差としてとらえられます。この「差」という情報に加え、相手の声や周りの音の音質、話の内容、視覚情報、その場の雰囲気や環境、話し相手との関係など、様々な情報を組み合わせることで、騒がしい場所であっても必要な言葉を聞き取っているのです。

こうした場所で試しに片方の耳を塞いでみると、ガヤガヤと音はこれまで通りするのですが、相手の話す声は不明瞭で聞き取れないということになります。

 

音がする距離や方向もコミュニケーションのための大切な手がかり

会議など何人もの人が集まるような場所では、耳は左右の耳に伝わる音量の差と耳に届いた時間のずれを利用し、距離や方向を分析します。このような音の位置情報は発言者は誰かということを瞬時に判断し、音の持つ意味とともに発言の内容を検討・理解し、発言に対する応答を行います。

テレビのように単に聞いているだけという一方向のコミュニケーションであれば、音の持つ意味だけでも十分な理解が得られます。しかしそれに対応した発言や反応が求められる双方向のコミュニケーションをとる際には、瞬時の判断とスムーズな対応が必要となるため、音の位置情報が大切になります。もちろんこうした情報は、車が接近してくるのを感じたり、不審な物音をキャッチするという危険察知能力としても重要な役割を果たしています。

 

抑えたボリュームでも適切な聞き取りが

両耳装用には片方の耳で聞くより小さな音でも聞くことができるという効果があり、高度・重度難聴でなかなか補聴効果が得にくい場合、両耳装用で改善するケースが多々あります。

また軽度難聴の方でも、片耳装用の時よりボリュームを少し下げても同様に音をキャッチすることができるため、聴覚への負担を減らすことが可能です。

 

閉塞感、こもり感の改善方法

冒頭の閉塞感ですが、軽〜中度難聴ではベントという空気孔を聴力に応じて設けることで、軽減することができます。自分の声がこもり響いて聞こえてしまうといった問題も、ベントの適切な設定が効果的です。

耳を密閉するのは補聴器からの音漏れが原因となるピーッという雑音「ハウリング」を防ぐためですが、両耳装用にともなう閉塞感が特に問題となりやすい軽度難聴の方向けに、ハウリングを音声信号処理で抑制し、なるべく耳を塞がないようなオープンタイプと呼ばれる補聴器が各メーカーから登場しています。

 

左右の耳に適切な聞こえのバランスを与えることが大切

価格についてはもし30万円の高額な補聴器を1台購入するのであれば、半額のものを両耳に装用されることをお薦めします。現在では各メーカーが両耳装用向けの製品や価格設定を行っています。こうした点も装用に際し、販売店で相談をされると良いでしょう。

両耳装用が好ましいケースは、両耳の聴力が同様に低下しているケース。片方は聴力に全く問題がなく、片方のみ低下しているといった場合には、もちろん両耳装用の必要尾はなく、聞こえづらい方のみに補聴器を装用すればOKです。左右とも聴力が低下しており、左右の聞こえに差がある場合には、それぞれの耳に適切な補聴器を選択・装用し、調整を行います。

販売店では「両耳装用がお薦めです」と案内をすることが多いのですが、両耳装用そのものが重要なのではなく、左右の耳に適切な聞こえのバランスを与え、本来左右の耳が発揮する能力に近付けることが大切なのです。

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