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補聴器Q&A・よくある質問

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低価格のデジタル補聴器ってどうですか?

手ごろな価格帯にもデジタル補聴器が。さて、その実力は?

デジタル補聴器はこれまでのアナログ補聴器と比較すると、非常に高価な価格設定になっていました。これはデジタル補聴器の心臓部となる「DSP(デジタル信号処理)チップ」の開発に莫大なコストがかかり、またその開発費を少量の補聴器台数で割っていたことによります。

 

デジタル補聴器の開発が進み、近年ではこれまでに開発した資産を活かし、機能を絞って発売台数を増やすことで、1台あたりの価格を下げるという取組みが補聴器メーカー各社により行われてきました。

 

開発費に大きなコストがかかるデジタル補聴器ですが、元々持っているDSP技術を利用すれば、その開発費をグッと抑える事ができます。

 

また機械の組み立て行程においても価格面でのメリットが。アナログ補聴器の時代は、補聴器の基板一つとっても、沢山の技術者が極小電子部品を一つづつ手作業により組み立てていましたが、デジタル補聴器ではこうした基板を小さなチップにまとめてしまい、組み立てにかかわる部品数を数個までに圧縮。大幅な生産行程省力化が可能となり、性能が安定した製品を低価格で提供することができるといったメリットを持っています。

 

多機能デジタル補聴器は、その時期での最新の機能を求めて開発されますが、普及価格帯のデジタル補聴器では、多くのユーザーの聴力に向いた機能に絞って開発が行われます。調整することができる周波数帯の数(チャンネル)や独立したコンプレッション設定の可否といった違いはありますが、普及価格帯デジタル補聴器でも、特殊な難聴型、使用環境を除いては、多くのケースで適切な補聴効果を得ることが可能です。

 

現在はアナログ補聴器より価格の安いデジタル補聴器も登場しています。アナログ補聴器とデジタル補聴器それぞれの同価格帯の機種を比較して、同様の出力、機能を備えていれば、調整による信号劣化度合、再現性のある調整(数値化された調整内容)という面から、デジタル補聴器の優位性は高まってきています。

 

価格と機能のバランスがとれた低価格デジタル補聴器、現在では普及機種というだけではなく、様々な聴力や環境に対応することができるようになっています。

 

アナログ補聴器を長年利用している方や、高度・重度難聴への適用においては、出力特性の違いからアナログ補聴器の方が適しているケースや、多機能デジタル補聴器が必要な場合もありますので、比較試聴をして機種選択を行うことが大切です。

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