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ステップ2:聴力測定

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眼鏡を作る時には視力を測りますが、それでは補聴器は?聴力測定は沢山の種類がある補聴器から、最適な機種を選びだす重要な情報になります。
 

聴力測定は、現在発売されているたくさんの補聴器から、どの機種が適し、どういった調整を加えるべきかを知るために行います。

どんな補聴器が適しているかを知ることで、最適な聞こえを得ることができるのと同時に、必要以上に多機能・高額な機種を選択することもなく、経済的な補聴器購入が可能です。

 

聴力測定は、部屋の中、外の雑音により結果が大きく変化します。このため、聴力測定は遮音がなされた測定室にて行います。

補聴器選択・調整内容検討の為に行われる聴力測定では、低い音から高い音まで、いくつかのポイントの周波数(125Hz、250Hz、500Hz、1kHz、1.5kHz、2kHz、3kHz、4kHz、6kHz、8kHz)がどの大きさの音で聞こえるかを測定します。聴力測定は良く聞こえる耳から始めます。左右どちらかの耳が良く聞こえる、聞こえにくいという場合には、その旨お話し下さい。

聴力測定装置

測定用のヘッドホンを頭にかけ、そこから測定音を聞きます。手には応答用のボタンを持ち、測定準備完了です。万一測定中に気分が悪くなるような事があれば、速やかにお申し出下さい。

ヘッドホンと応答用ボタン

測定はまず1kHzの音からスタートします。はじめは小さな音ですが、次第に大きな音にしていきます。聞く事ができる一番小さな音の大きさを測りますので、少しでも聞こえたら、応答用のボタンを押し、その音が聞こえている間はボタンを押し続けます。音が聞こえなくなったら、ボタンを放して下さい。

1kHzの測定が終わると、次は高い周波数の音を同様に測定していきます。一番高い音を測定した後、再度1kHzの音を確認し、今度は低い周波数の音を測定していきます。

聴力測定で得られた結果は、オージオグラムというグラフに記されます。丸印(赤色)が右耳、バツ印(青色)が左耳です。数値は値が小さい程良く聞こえている事を表し、数値が大きくなると、聞こえにくいということになります。

聴力測定より得られたオージオグラム

500Hz、1kHz、2kHzの平均値を平均聴力として計算しますが、20dBまでならば聴力に問題はなし、20〜45dBでは軽度難聴、45〜75dBは中度難聴、75dB〜105dBでは高度難聴、105dB〜は重度難聴といった分類がなされます。

この平均聴力とともに、機種選択で重要となるのがグラフの形。低い周波数から高い周波数までがほぼ同様に低下しているグラフ型は「水平型」、高い音が段々と低下していると「高音漸傾型」、ある周波数から突然高い音が低下する型を「高音急墜型」、低い周波数の音が聞こえにくい型を「低音障害型」といったように分類し、それぞれに適した機種を選択します。この他にも低い周波数と高い周波数が聞こえにくく、中間の周波数は良く聞こえる「山型」反対のグラフ型を示す「谷型」などがあります。

場合によっては聞く事ができる一番小さな音の測定とあわせ、我慢できる一番大きな音(UCL:不快閾値)を測定し、聞くことができる音の大きさの範囲(ダイナミックレンジ)を確認することがあります。また、鼓膜を通した音がうまく伝わらないケースでは、骨の振動を利用した聴力測定をすることもあります。

ステップ3・使用機種の選択へ


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