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ステップ7:カスタムシェル/イヤーモールドの製作

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採得した耳型を元に、カスタムカナル/イヤーモールドの製作を行います。
 

補聴器の耳に収まる部分、すなわち耳あなは、人によって大きさや形状、耳あなの太さ、方向などが異なります。また使用する補聴器によっても、大きさ、機械の配置、使い勝手のためのレイアウトが異なります。

採得した耳型から、耳あな式補聴器ではカスタムシェル、耳かけ式、ポケット式補聴器ではイヤーモールドを製作します。これらの主な目的は、補聴器の音漏れ・ハウリング防止ですが、それ以外にも重要なポイントがあります。

耳あなを指で塞いで、何か言葉を話してみて下さい。ご自身の声が大きくこもって聞こえるでしょう。これは耳あなで声が共鳴することにより起こる現象ですが、耳を密閉する補聴器でもこれと同じことが起こります。

聴力がある程度低下している場合、こうした問題は各周波数の増幅バランスで軽減することが可能ですが、特に軽度難聴のケースでは、調整だけではこの閉塞感の改善は困難。こうした時、用いられる手法がベントという空気穴です。

本来音漏れを防止するためのカスタムシェルやイヤーモールドに、あえて穴を開けるベントは、耳あなの密閉をなくすことで、閉塞感を軽減させることを目的にしています。ベントはあけ方により閉塞感軽減効果が異なるとともに、不適切なベントは、ハウリングの原因となってしまうため、適用には慎重な判断が必要です。

またカスタムシェル/イヤーモールドには、補聴器が動いて落ちたりせぬよう、安定させるという役割も持っています。ぴったりと耳に収まり、簡単に外れてしまうことがないという点に加え、出し入れがしやすく、耳の負担とならないような、相反する要求も満たさなければなりません。耳あな式補聴器では、スイッチの使いやすさなども考慮する必要があります。

カスタムシェル/イヤーモールドの製作は、単に耳型をプラスチックに置き換えるというだけではなく、これらの要求にひとつづつ応えなければなりません。補聴器製作では補聴器販売スタッフと製作スタッフが、密に連絡を取り、相談をしながら製作を進めることが必要です。

ステップ8・補聴器の形態適合確認へ


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