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音と耳の話

聞こえが悪くなる。難聴は音の伝達と、その認識を行う器官になんらかの問題が生じることで発生します。

 

 

○難聴の種類

難聴は「伝音性難聴」と「感音性難聴」に大きく分類されます。

○伝音性難聴

伝音性難聴は外耳中耳のどこか、つまり音が音波・振動として伝達される部分になんらかの問題があることにより生じます。

鼓膜に孔が開いている(鼓膜穿孔)場合や、鼓膜の動きが規制されている(中耳炎など)時に、音を伝えるための各器官が、本来あるべき働きをすることができず、脳が認識する音と実際の音の間に差が生じ、この差が難聴として認識されることになります。

伝音性難聴では、各器官に起こった問題を本来の機能に戻すことで、多くの場合解決することができます。手術などの医学的処置も近年では大変進み、ほとんどの障害は治療が可能となりました。

通常は補聴器を正しく使用することで、外科的手術を受けることなく、難聴を解決、緩和することができます。医学的な処置が必要と考えられる場合、補聴器販売店は耳鼻科医への紹介を行っています。(補聴器販売店では聴覚障害の診断や治療は行いません。)


○伝音性難聴の原因

 ● 耳垢のつまり

外耳道に耳垢が溜まり固着すると、栓状になって外耳道の一部もしくは全部を塞いでしまうことがあり、お年寄りによくみられます。一部であればこれが元になる難聴は発生しませんが、全部を塞いでしまうと、鼓膜の動きが制限され難聴が起こります。
 

  外耳炎

外耳道の壁に炎症が起こり、腫れ物が外耳道を塞ぐことで難聴が生じることがあります。

  鼓膜穿孔

鼓膜に孔が開くと鼓膜の動きの障害となり、聴力が低下します。感染や異物、耳への外的な衝撃により起こります。

  中耳炎

中耳炎は中耳に膿がたまる病気の総称です。急性・慢性、化膿性・非化膿性など種類が多く、その症状も多様です。いずれの場合も膿・体液が中耳に溜まり鼓膜を圧迫することで鼓膜の機能が低下、症状が進むと難聴という形で現れます。
 

  耳小骨離開

大きい音を聞く、頭部に強い打撃を受ける、事故などで、音の振動を内耳に伝える耳小骨が離れてしまうことがあります。耳小骨はテコ機能で振動を増幅しますが、こうした離開が起こると再び正しく結合せず、音の伝達・増幅を阻害してしまいます。

上記項目にお心当たりのある方は、耳鼻科医に相談されることをお薦めいたします

○感音性難聴

感音性難聴は、内耳に問題がある場合に生じます。内耳は外耳中耳から送られてきた振動を、電気信号に換え脳に送る役割を持ちますが、この変換機能の能力が低下、または失われると、脳への信号送信に障害が起こります。

感音性難聴は、現在の医学でも原因、治療法が未確立な部分が多く、全てのケースに対応することはできません。しかし近年人工内耳といった新技術も開発され、これまで困難とされてきた重度の感音性難聴の治療も確立されてきました。

感音性難聴では、特定の音域で難聴が見られるケースが多く、こうした場合には補聴器を装用し、適切な調整を施すことで改善を図ることができます。


○混合性難聴

2つ以上の難聴が原因でおこる難聴を混合性難聴と呼びます。最も多いケースは伝音性・感音性が混合したもので、加齢による難聴(老人性難聴)は、程度の差はありますが、おおむね混合性難聴です。


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