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補聴とは? |
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補聴器の「補聴」はどういったことをいうのでしょうか? |
補聴器は集音器として誕生 |
補聴器が生まれた時代は、電気的な音の増幅や調整はできず、音を耳に集める「集音器」として利用されていました。ラッパ型の筒を耳にあて音を集めるため、ちょうど耳に手をやるような効果が得られました。 |
現在の補聴器は? |
音を大きくすることは、補聴器が持つ機能の一つですが、現在補聴器に求められることは、必要な音を必要なだけ補うことです。 耳の能力が低下する際、聞こえにくい音の種類があります。例えばお年寄りにはベル音や、女性の声といった高い音が聞こえづらくなります。しかし車の騒音や男性の声のような低い音は良く聞こえるため、大きい音を耳に集めても、聞き取れない(マスキング現象)だけではなく、不快感をもってしまいます。 |
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上のグラフは縦軸が聴力、横軸が音の種類(音の高低)です。これに聴力の測定値を緑の線、求められる聴力レベルを赤の線で表しました。 |
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聴力の測定値と、求められる聴力レベルの間には、低音では1、中・高音では2の開きがあります。ここでは概念図として3種類に分けましたが、実際は8〜10程度の音について測定を行います。 |
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聴力の測定値と、求められる聴力レベルの差を抜き出したものが上の図です。この不足分を補聴器に補わせるよう、製作、調整を行います。 |
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必要な音を必要な量だけ補うことで、理想的な聞こえが得られるようになります。補聴器装着後、「補聴効果測定」を行い、さらに調整を行うことで、使用する環境に合わせていくことも大変重要です。 |
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