
どんな耳にも合う補聴器はないのですか?
万能選手はなかなかいませんが、あなたのベストパートナーは必ずいます。
多機能であればなんでもできる?
スポーツの選手でも短距離走の早い人、マラソンに強い人がそれぞれいるように、補聴器も各機種が難聴の状態やする環境に合わせ作られています。
適応する幅の広い補聴器もありますが、なかなか万能というわけにはいきません。ご自身の耳の状態を知り、聴力に合った補聴器を選択することが聞こえのパートナー選びのポイントです。
技術の進歩により、さらに広い調整幅と様々な機能を持った「多機能デジタル補聴器」といった補聴器も登場し、1台で様々な聴力に対応できるようになってきました。
こうした多機能な機種は、複雑な難聴や使用条件が厳しい環境への適合を目的としており、聴力によっては必要としない機能も多く、価格の面からもそうした用途に用いられるものではありません。
ベーシックタイプにも拡がる最新技術
しかし多機能デジタル補聴器の開発は、ベーシックタイプの補聴器にも恩恵を与えています。電池寿命の向上やなるべく耳を塞がずにすむような音声処理、補聴器への慣れに合わせた調整など、必要とされる基本機能の充実は、補聴器ユーザーすべての方に大きなメリットとなります。
カタログやホームページを見ても、数百という機種の中からご自身のベストパートナーを見つけだすのは難しい作業です。今感じられている問題や要望を補聴器販売店にてご相談いただき、聴力、使用環境、ご予算などから、効果、装用感、価格のバランスの取れたあなただけの製品を見つけだして下さい。