
スポーツなどで使用したい。
毎日のお手入れが重要です。汗に強いタイプも。
補聴器は精密機械。もともとは水に弱く、スポーツなどで汗をかく機会が多いとどうしても故障の原因になることが…。
故障した補聴器
補聴器は耳に装用し長時間利用するものですので、汗に対し、なるべく内部に侵入しないよう各機種が設計されています。
しかしスポーツなど、多量の汗をかくような場合、スイッチ部、ボリューム部、バッテリードア部など、隙間から本体内に汗が入り込んでしまうことも。
聴力により適用の可否がありますが、耳あな型補聴器の方が耳かけ型補聴器より汗の影響を受けにくくなります。激しいスポーツなどでは製作の際にその旨を伝え、耳から外れにくい形状に製作してもらうと良いでしょう。
耳かけ型補聴器でも思いきりスポーツを楽しみたい。そんなご要望に対し、汗の侵入を押さえるカバーが発売されています。
汗をかいた時には、一度補聴器を耳から外し、タオルなどで全体を包むようにして水分を取って下さい。再度装用する前には、髪や耳、首筋の汗をしっかり拭き取りましょう。
装用しない時には、補聴器から電池を外し、バッテリードアを開いた状態で乾燥ケースに保管して下さい。
激しいスポーツをプレーする時には、どうしても補聴器の脱落や破損が心配。こうしたケース用に補聴器の上から被せて保護をするイヤバンドが用意されています。(ワイデックス社:S/M/L/XL各サイズ)
材質にはウェットスーツ用素材を用い、マジックテープで頭にフィットするよう調整が可能です。
イヤーモールド
耳かけ型補聴器をスポーツで使用する際には、耳にぴったりフィットするイヤーモールドをお薦めします。補聴器の音漏れを防ぎ、補聴器をしっかりと耳に安定させます。
スポーツで補聴器をご利用の場合には特に定期的なメンテナンスをお薦めいたします。補聴器の故障原因は、補聴器内部に入った汗等の水分による、基板や各パーツの錆がほとんどです。早期にメンテナンスを行うことで、トラブルを未然に回避することができます。防水タイプのものでも、定期点検を受けられることをお薦めいたします。